【番外編】鬼に愛された女【鋼編】
「すみません父上。こいつがあまりにもおもしろいから……」
なんだって?
父上?
そう言ったか?
「ま、まさか……やっぱりあなたが」
俺は横に立つ男を指差す
間違いでいてくれ
そう願うが、簡単にも打ち砕かれる
「すまない。俺がその次期頭領、百鬼神威だ。女房の息子ってのは嘘だ」
「……そんな」
俺はこんな男を守らなくては行けないのか?
考えただけで、頭痛がする
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