【番外編】鬼に愛された女【鋼編】
「いや。神威が失礼なことをしたようで。本当にすまない」
頭領が俺に頭を下げる
「おやめください。自分は気にしてはいません」
「そう言ってくれると助かる。ほら神威もあやまりなさい」
「……すみませんでした」
明らかに不服そうに謝る神威様
頭領がため息をつくと、まじめな顔をしてこちらを見てきた
「……それで、うちの神威はどうかな?神威を守る意志があるかい?」
「えっと……」
戸惑っている俺に、父上が話しかける