【番外編】鬼に愛された女【鋼編】


刀を振り上げられた


俺が避けようとしたとき、振り下ろすはずの刀が、なかなか下りてはこなかった


「全く、お前たちは」


「と、頭領」


そう、頭領がいたから、刀が振り下ろされなかったのだ


「いい加減にしろ。どうしてこうも問題を起こすんだ」


頭をかいて頭領が苛立ちをしめす


部屋には、重たい空気がただよう



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