死んだ瞳の綺麗な人間

それからは
平凡に過ぎて行った
一週間。

あたしは
ずっと
考えていた。

彼奴が言った
言葉の意味を…

考えても考えても
分からない。

その時
届いた一通のメール。

その相手は
彼奴だった。

「星羅？
大丈夫か？」

はっそうだ。

あたし今
《夢龍》に来てたんだった。

って言っても
今はみんな修行中だから
幹部部屋のこの部屋には
椎しかいないけど…

「大丈夫だよ。
ちょっと考え過ぎて
頭がぼーっとするけど…」

「そうか。」

やっぱり
椎と居ると落ち着く。

いつからかな。

あの人と椎を比べなくなったのわ…

たしかに
最初は
あの人と似ている
椎にあたしは惹かれた。

だけど
いつしか
あたしは
あの人ではなく
椎自信を見て
椎を好きになっていた。

いつから何て分からない。

だって
気付いたら
椎を好きで…大好きで…

だけど
あたしは
気持ちを伝える事は
出来ない。

あの人を裏切る訳にはいかない。

命をかけて守ってくれた
あの人を裏切って
他の人と幸せになる何て出来ない。

あたしは
この命が尽きるまで
今はいないあの人に全てを捧げる。