死んだ瞳の綺麗な人間
「星羅?
やっぱり変だぞ。
いきなり
ぼーっとして…
今日は帰るか?」

「うん。そうしようかな。」

本当はまだ一緒に椎と居たいけど
これ以上心配かける訳にはいかないし…

それに
彼奴の話しも聞かなければいけない。

さっき届いたメールには
こう書かれていた。

《星羅の部屋で待ってるからね。》

彼奴は今あたしの家に居る。

どーやって入ったのかは分からない。

彼奴は全てが謎だからね。

あたしは
彼奴の名前すら知らない。

調べてもよかった。

だけど
何故だか調べる事が
出来なかった。

怖くて
出来なかったんだ。

「星羅行くぞ。」

そう言って椎は
単車のキーを持ちながら
下に降りて行った。

あたしは
みんなに
挨拶をしながら
単車に乗りながら待っている
椎の後ろに乗り家へと向かった。

そして家に付き

「ありがとう。
じゃあね。椎。」

「あ~また明日な。」

椎は倉庫に戻った。

あたしは
部屋に向かった。

分かっていなかった。
この時に見た笑顔
交わした会話が
みんなと椎との最後になる何て…。




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