死んだ瞳の綺麗な人間
やっぱり
人がいた。

それも四人。

めんどくさい。

だって
そのうちの
一人は
あの男…

柳瀬椎だったから。

何か
言いたげに
見つめてくる
四人。いや三人。

だって
一人は寝てるし。

まあいっか。

今は
この人たちに
構ってる
暇はない。

「椎。
ちょっと
屋上で眠らせて。いい?」

あ。
呼び捨てしちゃった。
ため口になっちゃった。

ヤバいか…な?

「あ~」

ふー。
良かった。
気にしてないみたいだな。

「ありがとう。」

よしっ!!

一応了解も取ったし
いいよねっ!!

あたしは
良く分からない
プレハブ??
みたいなのに上った。

そして
仰向けに
寝転んだ。

そこで見た
空は
スッゴク綺麗だった。

水色の綺麗な空。

あの人が
好きだった空。

そして
今は
あの人がいる空。

あたしは
そんな空を
見ながら

そっと
目を閉じた。

そして
あの人を
思いながら
眠った。

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