死んだ瞳の綺麗な人間
第三章:守るべき人

《夢龍》の姫様

・星羅side・
うん。
そうだよね。

あたしは

みんなの
後ろを
着いて行きながら
歩いている。

だから
やっぱり
当然の様に
注目を
集める訳で…

でもまあ
あたしは
そんな
注目を
気にもせずに
着いて行く。

本当に
懐かしい。

あの頃と
何にも変わってない。

あたしは
懐かしくて
辺りを
見回す。

だけど
やっぱり
見回していると
いろんな人と
目が合う。

そして
あたしは
一応
頭を下げる。

すると
相手の人も
慌てて
頭を下げてくる。

と、目的の
部屋に着くまで
そんな事を
続けまくっていた。

うん。
首が疲れた。
痛いよね。

それにしても
この部屋も
変わってないなー

懐かしい。

と、思いながら
また部屋を見回す。

あたしが
立ったまま
居たからなのか

「星羅。
ここ座れよ。」

と、空也に
言われたので
あたしは
空也の隣に
座った。

すると
前のソファーに
座っていた
夏希が

「僕もー
星羅の隣がいいっ」

と、言いながら
あたしの
隣に座って来た。

くうー
夏希カワイイー

可愛すぎるー

あたしは

隣に座った
夏希に
《ギュッ》と
抱き付いた。



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