七転び…八起き?
グッと拓人さんは言葉を詰まらせた
「けど、ずっとずっと思ってた!私が皆を巻き込んだんやって…。」
「…違う。提案したんは俺や。それに、USBをまた奪われたんやって俺ら『嵐蝶』のせいや…。」
「奪われた?」私の問に、拓人さんは舌打ちをついた
「…USBを持たせていた手下が、街で無くしたんや。
おそらく、山本組の手に…。」
「…。」
私は何も言えなかった
マヌケだ
こいつらマヌケだ!!
よく彼女を助けるなんて言ったものだ
お前らがトラブルメーカーだろ!?
「で、お前らは制裁の為、山本組に追われてるのか…。」