七転び…八起き?




グッと拓人さんは言葉を詰まらせた


「けど、ずっとずっと思ってた!私が皆を巻き込んだんやって…。」


「…違う。提案したんは俺や。それに、USBをまた奪われたんやって俺ら『嵐蝶』のせいや…。」


「奪われた?」私の問に、拓人さんは舌打ちをついた


「…USBを持たせていた手下が、街で無くしたんや。
おそらく、山本組の手に…。」



「…。」


私は何も言えなかった



マヌケだ


こいつらマヌケだ!!


よく彼女を助けるなんて言ったものだ


お前らがトラブルメーカーだろ!?


「で、お前らは制裁の為、山本組に追われてるのか…。」









< 116 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop