七転び…八起き?
この時、日向さんがすごく冷たい目で私を見ていたことなんて
私は全く知らなかった
「アホちゃうか?何が好きでこんな危険な勝負に力貸すっちゅーねん。」
「あんただって、彼女を助けたくてこんな危険な賭けに突っ込んだんだろ?それと同じだ。」
「!」拓人さんは口を閉じた
「…俺はただ、コイツと幼馴染みやから…。」
「まぁまぁ、人助けに理由なんて必要ねぇじゃん?俺はお前らを手伝いたいと思った。それ以上に何か必要か?」
ニッと笑って言った私に何も言い返せないのか
拓人さんは舌打ちをついた
「…後悔してもしらんからな。」
「拓人!!」