七転び…八起き?
同じくアイス片手に、しかめっ面の梅田に呼ばれた
「…悪い。」心にも無いが、一応謝っておく
「ったく、時間は限られてんだぞ?」
「そんな事よりもう一度よく考えてみようぜ。このメンバーで行くべき場所は違うと思わないか?」
俺の言葉に梅田は「あん?」と更に顔をしかめた
「何言ってんだ。京都といえば寺だろうが。」
もういいよ
俺は完全に諦め、ため息をついた
まぁ…楽しくないよりはマシか
そう無理やり結論づけて
「安心しな、帆志。」
ポン、と後ろから肩に手が置かれる
「霧也?」楽しそうに笑っているが、何故かその笑顔が黒い
「迷った。」