七転び…八起き?
日向さんと私達の道を塞ぐ、ガラ悪いオッサン共
「…見た感じ、コッチの世界のもんやなさそうやけどな…。」
「ちょい待てや…アイツ、『嵐蝶』やないか…?」
オッサン達の視線は日向さんを超え、私の隣にいる拓人さんに向けられる
「…ヤバイな、俺、有名人になった気分やわ。」
「いやいやいや、ここボケる場面じゃないですから!!」
何でここにはツッコミが私以外に誰もいないんだ!?
「何や…総長自ら殺られに来るとか『嵐蝶』はドMの集まりやったんかいのう?」
「気色悪い事言うなや。誰も殺られになんて来てへんわボケ。」
拓人さんは呆れたように頭を掻いた
「ほーう、じゃあこんな人数で何しに「ブフゥ!!」