七転び…八起き?











「うぉぉ!」



向かってきた拳を避け、俺は代わりにカウンターを仕掛ける


が、それを相手は何とか避けた


チッ…コイツ等、意外に実力者だな…



「帆志!」


瀬那の叫びで、俺は間一髪背後からの攻撃を避ける事が出来た



「っ…いい加減にしろ。俺達とソイツは無関係だ。」


「ゴチャゴチャうっさいって言うてるやろ!USB盗んだんもお前らやろ!!」



「…は?」


USB?


ピタリ、と俺の拳は止まった



「…智。」


「あぁ?んだよ帆志!!」


バキィ、と心地よい音が耳に届く


「確かさ、昨日USB拾ったよな?」


「あぁ?確かに拾ったけど…ちょ、今忙しいんだって!!」












< 138 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop