七転び…八起き?
「うぉぉ!」
向かってきた拳を避け、俺は代わりにカウンターを仕掛ける
が、それを相手は何とか避けた
チッ…コイツ等、意外に実力者だな…
「帆志!」
瀬那の叫びで、俺は間一髪背後からの攻撃を避ける事が出来た
「っ…いい加減にしろ。俺達とソイツは無関係だ。」
「ゴチャゴチャうっさいって言うてるやろ!USB盗んだんもお前らやろ!!」
「…は?」
USB?
ピタリ、と俺の拳は止まった
「…智。」
「あぁ?んだよ帆志!!」
バキィ、と心地よい音が耳に届く
「確かさ、昨日USB拾ったよな?」
「あぁ?確かに拾ったけど…ちょ、今忙しいんだって!!」