七転び…八起き?



バキッグシャァ!と、喧嘩かどうか疑わしい音が耳に届く


それにツッコミを入れる暇もなく、ヤンキーの攻撃は止まなかった


チッ…少しじっとしててもらうか


そう判断した俺は、拳を避けて直ぐに相手の懐に入る


そして、そのまま膝を腹に入れた


「ぅ!」と声を上げて倒れるヤンキー


ソイツを横目に、次の攻撃も右に回避して


足を引っ掛けて転げさせる


最後に残った奴には、拳を振るう前に


俺の拳が目前に迫っていた


「っ…!」


「お前らに聞きたい事が出来た。そのUSB…俺たちが思ってるものと同じなのか…。」








< 139 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop