七転び…八起き?
バキッグシャァ!と、喧嘩かどうか疑わしい音が耳に届く
それにツッコミを入れる暇もなく、ヤンキーの攻撃は止まなかった
チッ…少しじっとしててもらうか
そう判断した俺は、拳を避けて直ぐに相手の懐に入る
そして、そのまま膝を腹に入れた
「ぅ!」と声を上げて倒れるヤンキー
ソイツを横目に、次の攻撃も右に回避して
足を引っ掛けて転げさせる
最後に残った奴には、拳を振るう前に
俺の拳が目前に迫っていた
「っ…!」
「お前らに聞きたい事が出来た。そのUSB…俺たちが思ってるものと同じなのか…。」