七転び…八起き?


そんな言葉が届いた時には


ヤンキー達も含む…俺達はヤクザの集団に囲まれていた


「は…?」



今度は何だよ…



「やっぱし仲間がおったか…。組戻るまでに会えて良かったわ。」


「…?何の話だ…。」


仲間?組?


とりあえずこのヤクザ達は、昨日出会ったあのオッサンの仲間って事で間違いない


「チッ、山本組!」


「よう、『嵐蝶』共。俺らめっちゃ探してたんやで?

まぁやけど…今一番探してたんはアイツ等やけどな。」


そう言って、ヤクザは俺達を指差す


「ちょ、帆志次はヤクザ相手に何したんだよ!」


「いやだから知らねーって。」


「知らないのに向こうからやってくる訳あるか。」


「いや…帆志なら日常茶飯事だろ。」


霧也の言葉、軽く傷ついた


いや確かに喧嘩売られんのはいつもの事だが


いつもの事だけど…もっと言葉、あったんじゃないか…?



「お前らんとこの仲間、今随分組で暴れてくれてるらしいやんけ。」










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