七転び…八起き?
鳴り響く銃声
私達は咄嗟に壁に隠れた
その間にも、さっきまで褒め讃えていた豪華な扉が穴だらけになっていく
なっ…拳銃!?
ダダダダーー煩い銃声が止んだ
「捕まえたで、侵入者。」
そんな声が、部屋の中から聞こえてきた
私達は隠れながら部屋の様子を伺う
「はよ出てこいや。せやないと、身体中穴だらけなるで?」
そんな挑発に、私達は顔を見合わせ
両手をあげながら、渋々立ち上がった
「よう来たのう、『嵐蝶』。盗みの罪を総長自らツケに来るとはご丁寧なこった。」
「…山本。」