七転び…八起き?
ポソリと呟いた私の言葉に、拳銃は一気に私に向かっていく
「!」
「口が軽いガキやのう…。そない死にたいんか坊主?」
威圧関のある睨み
さすがヤクザのボス…少し冷や汗が流れてきたや
「コイツ等は関係ない。俺と勝負しろや山本。」
拓人さんがそう告げる
が、また山本は大声で笑った
「お前アホか?この状況よう知っとるやろ?
一歩でも動けば…パァン、やぞ?」
向けられる拳銃に、拓人さんも一歩も動けずにいた
…このままじゃ、殺られるのを待ってるだけだ
クソ…子供相手に武器使うなんて卑怯だろ!
トントン、と後ろから背中を叩かれる
視線だけを向けると、日向さんがいた
「日向さん…?」
「お前、アイツに一撃くらわせられるか?」