七転び…八起き?
「ブエックシュン!」
女とは思えない盛大なクシャミに、他のお客さんが一斉に私を見た
そんな悪い空気をアハハ、と笑って乗り切る私
「大丈夫、祐希?」
「大丈夫…。なんか急にクシャミがさ…。」
別に風邪引いた訳でもないし
しかもいきなり出たし…
「誰かが噂してるんじゃない?」
「えーそうかなぁ?」
噂されるようなことなんて何もないんだけどな…
疑問を抱えて鼻をかんでいる間にも
飛行機は、順調に日本から離れていったーー
End