七転び…八起き?
「何さり気なくハードル上げてんだよ霧也。」
俺は呆れてため息が出た
そう、俺は明日…卒業生代表の挨拶を任されている
「それにこんなの元から用意された台本読むだけだ。おもんなくても俺のせいじゃねぇ。」
「いやそれは読む人の力次第で変わるだろ。」
「そうそ。ちゃんと心込めて読むんだぞ帆志!」
…こいつら…
人ごとだと思って好き勝手言ってくれる…
「まぁけど、帆志の答辞を一番聞きたいのは祐希だろうけど。」
「確かにな。まさか帆志がそんなのするなんて予想にもしてねぇだろうから…。」