七転び…八起き?
「ここにいたのか、祐希。」
声に振り返ると、ポケットに手を突っ込んだ叔父さんの姿があった
「叔父さん…久しぶり。」
「元気そうで何よりだな。理事帳室に来ねぇから、どこ逃げ回ってんのかと思ったぜ。」
あ、理事長室行くの忘れてた
なんて言ったらたぶん殺されちゃうから、とりあえず笑って誤魔化しておく
「…みんなの卒業式に風景、見ときたくてさ。」
私がいる場所は、着飾れた体育館
ここでこれから…帆志達の卒業式が行われる
「連絡ありがとな叔父さん。わざわざアメリカまで手紙送ってくれて…。」