七転び…八起き?
入ってきたのは
担任だった…サトちゃん先生
「久しぶりだな。もしかして、卒業式見に来たのか?」
「いや…もうちょっとしたら向こうに帰るんだ。」
私の言葉に、サトちゃんは「そっか。」と少し残念そうに頷いた
「にしても、お前その格好でここまで来たのか?」
「その格好ってなんだよ?当たり前だろサトちゃん。」
今の私の格好
桜欄の制服に、男物のカツラ
まさに…今の私の姿は男そのもの
「桜欄生の橘祐希は、男しかいないだろ?」