七転び…八起き?
答えは…決まってる
「只のか弱い女子高生だけど?」
どこがだ
この時、私以外の全員がそう思ったらしい
「なぁ…これ、どういうことや?」
「よう分からんけど…良い方向に進んでることは間違いない訳やな。」
『嵐蝶』のヤンキーはこそこそ話す
その間にも、ヤクザはゆっくりと立ち上がった
「お?まだやるのか?」
ボキッと私は拳を鳴らす
ペッとヤクザは唾を吐いた
「何がか弱い女子高生や…この野猿が。」
「お前みたいなヘンテコな奴に、やられるかっつーねん。」
オイちょっと待った
「そこのちょっとどころかかなり歯がでしゃばっているお前!今、私のことを猿かなんかに例えなかったか!?」
私の聴力をなめてもらっては困る
昔から聴力検査にひっかかったこと一度もねぇからな
「お前…俺が一番気にしてることを!!」
「その減らず口、叩き直したるわ!!」