七転び…八起き?
「あ、きたきたきたぁ!!」
「ちょ、ズルいぜ瀬那!!」
うぉぉぉぉと効果音がつきそうなくらい燃えている瀬那と智
まるで千本腕が生えているかの如く、彼らの腕は素早く動いている
「…で、結局ゲーセンかよ。」
昨日と同じく、彼らから数メートル離れたところにあるベンチに俺は腰かけていた
「アイツ等…だから金なくなんだよ。」
「今度から利子つけようかな。」
隣でコーヒーをのみながら、恐ろしいことを呟いている梅田と霧也
まぁ、いくら京都に来たと言ってもやることないし
野郎ばっかで観光名所回るなんて地獄だし
あれ…?てか、このくだり昨日したような…
「どうしたんだ帆志?」