七転び…八起き?
後悔の向こう側
「祐希、祐希!!」
ハッと私は現実に引き戻された
「雪乃…?」
目の前には、ため息を吐いている雪乃
「もう家に着いたよ?靴脱がないと…。」
「あ。」
私は自分の足を見て驚愕した
あろうことか、私は土足のままお邪魔しようとしている
何ということを…いくらアメリカ暮らしとはいえ、日本人として許しがたい
「ごめん。」一応謝って、私は靴を脱いだ
ついでに丁寧に揃えておく
「…昼からずっと何か考えてるみたいだけど、どうしたの?」