七転び…八起き?
教室に辿り着いた瞬間、一人の少女と目が合う
窓際に座る彼女の席は
本来日向の席
「オイ祐菜。何人の席座ってんだよ。」
「いいじゃない別に。時間通り来ない日向が悪いのよ。」
悪気など毛頭無いように笑う祐菜
日向は溜め息を吐いた
「何その傷、また喧嘩?日向も物好きだね~。」
「うっせぇ。何回も言わせんなよ。」
シッシッ、と祐菜に退けと示しながら
日向はまた溜め息を吐いた
「蓮も何か言ってあげたら?このままじゃ、いつか日向死んじゃうかもよ?」
「日向を殺せる怪獣なんて見てみたいものだな。」
「オイ。」
日向の呆れ顔に、蓮と祐菜は笑った