七転び…八起き?






「日向!!」


雨の中二人が辿り着いたのは



待ち合わせ場所だった駅だった



背を向ける日向に、蓮はかける言葉が見つからない



「…バカだよな、アイツ。」


日向から発せられた言葉に、蓮は顔を上げる


「弱い癖に、無駄な正義感振りかざして…。あんなの、警察に任せとけば良かったんだよ。」


そう、彼女は正義感が強すぎた


「それに、俺もバカだ。」








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