社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



「痴漢か…」

「最低ですよね。痴漢をしてくる男の人の理解が出来ないですよ!まったく!!」





思わず意気込みすぎてダンダンと地団駄をした私を見た拓斗さんは驚いたような顔をしてて。





「ご、ごめんなさい」





謝りながら足をなおす。


痴漢してきた人を思い出したら思い出すとつい熱が…





「それで、どうしたらいいのかなって」

「知り合いなのか?痴漢から助けてくれたのは」

「どうなんですかね。でもわけあって連絡先は相手の知ってます」





拓斗さんの会社の人ですとは流石に言えっこない。





「なら、年齢は?」

「助けてくれた人ですか?」

「あぁ」

「年上みたいです。ちなみに拓斗さんよりは年下ですよ?」



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