社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



「ほんっとうにごめんなさい!今から夜ご飯の準備しますから少し待っててください」





どうしよう。


ベッドが心地好くて寝ちゃったんだ…





「いい」

「拓斗さん…?」

「出前でも取ればいいだろう」





そう言い私の部屋から出てく拓斗さんの背中を追うように私も部屋から出る。





「本当にごめんなさい。作りますから」

「謝らなくていい」

「でも…」

「何が食べたいか決めてくれ」





何が食べたいって聞かれてもメニューを見なくちゃ分からないよ。


メニューは置いてどこにあるのかな?





「優子?」

「あの、拓斗さんが決めて下さい」





それにどうせなら拓斗さんが食べたい物を食べてほしいし…



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