社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



「お母さんって凄いよね」

「いきなりなによ?」

「だって、凄いんだもん」





いつも私とお父さんに料理を作ってくれて、きっと365日毎日作っているはずで。


今はお母さんは働いてないけど一時期パートをしてた時もあって、そんな目が回るくらいに忙しくったってお母さんは、朝ご飯に昼ご飯に夜ご飯を作り私のお弁当やおやつまでも手を抜かずに作ってくれた。





「いきなり、変な子ね」

「だって」

「早く帰って作るわよ」

「お母さん、待ってー」





お母さんの凄さを実感するには時間がかかってしまった。


これが有り難みっていうのかな…?


私も頑張らなくちゃ。


すぐにお母さんみたいにはなれないけど、少しでもお母さんに近付けるように頑張りたい。



< 243 / 635 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop