社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



最初は分からなかった。


いくら貰うのが一般的なのか分からずに拓斗さんから生活費のお金を受け取っているけど…


それでもこんなに!?って初めて貰った時は二度見してしまったくらい。


当たり前のようにクレジットカードを渡された時、そして私のお小遣いもわざわざ金もくれて…





「お母さんは娘が玉の輿で嬉しい?」





そんな私の言葉にビックリしたのかお母さんはお煎餅を落とした。





「愛娘って自分で言う?」

「だよね」





だけど自分で言うのも可笑しいけど皆に凄く可愛がられて育ったと思う。


お父さんとお母さんを筆頭に親戚の人や近所の人からも。





「そりゃあ、嬉しいわよ」

「玉の輿で?」

「優子。その言い方はやめなさい」



< 246 / 635 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop