社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



親指を立てそう言った青葉はスタスタとバス停に向かって行った。


健闘にグッジョブ…?





「どういうこと…?」





それとこの袋の中身は何が入っているんだろう。


よく見ればシールが貼ってある持ち手の所に少しだけ隙間があって、その間から袋の中を覗く。


――えっ、嘘。


袋の隙間から見えたのは、下着屋さんの店長さんが見せてくれたあの純白フリルの下着。


せっかく青葉にプレゼントしてもらったんだから明日着けたらいいのかな…


どうしよう。


とりあえず脱毛?


そんな事を考えながら私は早足にスーパーに駆け込んだ。


レシピに明日のこと。


色んな事を考えすぎてなんだか大切な事を忘れてるような気がするんだけどそれは気のせいかな――…






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