社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



「部屋まで分かるな?」

「ばっちりです」





じゃ、と片手を上げ拓斗さんは男湯と書かれた暖簾を潜って行った。


拓斗さんの姿が見えなくなり私も女湯と書かれた暖簾を潜る。





「すご…」





一体どれくらいのロッカーがあるの?


中に入ってみればそこには広々とした綺麗な脱衣場があった。


大きな鏡にロッカーに体重計に無料と書かれたドリンクバーの機械。





「ここにしようかな」





ロッカーにポーチを置く。


ポーチの中身は髪ゴムや、昨日青葉からの貰った下着だったり色々入っている。


そしてその横には浴衣。


拓斗さんも浴衣着るんだよね…


お風呂から上がったら拓斗さんの浴衣が見れると思うとドキドキが止まらない。



< 457 / 635 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop