社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



『そっか…』

「何かあったんですか?」

『ちょっと仕事でトラブって昼過ぎにならないと外に出れないんだ。悪いけどもう少し待ってくれる?』





そうだったんだ。





「大丈夫ですか?」

『あ〜、うん。それは大丈夫』

「それなら待ってますね」





今からどうしよう。


この辺はまだ知り尽くしている訳じゃないから、暇潰しに最適なお店があるかどうかよく分からない。


だからと言って適当にお店に入ってとんでもなく高いお店だと知ったらそれはそれで嫌だし、自動車学校までパンフレットを今から貰いに行く時間はないし。





「あっち行こうかな…」





次は左回りでぶらぶらしてみようかな。


また違う何かを発見できそうだし。



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