女神と天使
・・・院長の約束した日と同じ。
「ごめんね、約束があるんだ。」
「・・・約束ってもしかして院長との?」
「・・・うん。そうだよ。」
翔太君だまって何か考えてる。
「あ、あのさ、院長のこと、どう思ってる?」
いきなり、そんな質問を投げかけられて、少し驚いた。
「院長?素敵な人よ、とても尊敬してるわ。」
「・・・じゃ、僕は?」
・・・翔太君?
「かわいい弟?かな。」
「・・・そっか。分かった。」
翔太君は一瞬悲しそうな顔をした。
だけど、
「僕部屋に戻ってるね?」
そういった時には、もう、笑顔が戻っていた。