天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
そんな妄想乙。

千歳は。

「だからよぉ…千歳にそそのかされて、つい…」とか何とか。

そんな事を白状しながらフルボッコ顔で翡翠、高成、龍娘、郷の四人に連行されつつ職員室に戻ってきた龍太郎とバッタリ遭遇する。

足元を見下ろす龍娘。

そこにはまさに、件の千歳が匍匐前進中。

「あ…あはははは…おはようございます…生徒指導先生…」

引き攣った顔の千歳が、ひぐっ、と喉を鳴らす。

< 117 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop