天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
「仕方ないですねぇ…」
ふぅ…と溜息をついた後。
「いいですか?丹下君。これから語るのは、聞くも無惨、語るも無惨な物語…」
高成は視線を下げた。
「君の姉上…丹下 雛菊さんはあろう事か、あの悪名高き18禁風紀委員長に弱味を握られ、専属の奴隷契約を結ばされたのです」
「なっ!」
高成のドS嘘八百発動。
しかしスペシャルバカの龍太郎はあっさり術中に嵌まる。
「表向きには健全な交際をしているという事になっていますが、何せあの18禁風紀委員長です…裏では雛菊さんをまるで雌豚のように扱い、自分の息のかかった野獣のような男子生徒達をけしかけて、一人の健気な少女に対して複数で、あんな事やこんな事、あまつさえあのような事まで…嗚呼、不憫で僕の口からこれ以上は…」
「…………………」
これだけのショッキングな話を聞かされたというのに、龍太郎は何の反応も示さない。
美葉がそばに歩み寄ってみると。
「あ…ショックのあまり気絶してる」
ふぅ…と溜息をついた後。
「いいですか?丹下君。これから語るのは、聞くも無惨、語るも無惨な物語…」
高成は視線を下げた。
「君の姉上…丹下 雛菊さんはあろう事か、あの悪名高き18禁風紀委員長に弱味を握られ、専属の奴隷契約を結ばされたのです」
「なっ!」
高成のドS嘘八百発動。
しかしスペシャルバカの龍太郎はあっさり術中に嵌まる。
「表向きには健全な交際をしているという事になっていますが、何せあの18禁風紀委員長です…裏では雛菊さんをまるで雌豚のように扱い、自分の息のかかった野獣のような男子生徒達をけしかけて、一人の健気な少女に対して複数で、あんな事やこんな事、あまつさえあのような事まで…嗚呼、不憫で僕の口からこれ以上は…」
「…………………」
これだけのショッキングな話を聞かされたというのに、龍太郎は何の反応も示さない。
美葉がそばに歩み寄ってみると。
「あ…ショックのあまり気絶してる」