天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
それでも、眠っているだけなら可愛いし癒されるし人畜無害。
眠ってさえいれば本当に眠り姫の如く愛らしいレーヴを無理に起こそうとする者はいない。
彼女が満足するまで熟睡させていれば、何ら問題は起きなかった。
…普段ならば。
しかし、平穏な日常がいつまでも長続きしないのが天神学園。
その日、事件は起きる。
事の発端は理科実験室。
「ぐはあぁあぁああぁっ!」
歓喜の吐血と共に、静寂がフラスコを掲げた。
「で、できた!名付けて『何かヤバイ薬』!」
彼がここ数日間、理科実験室に籠もり切りで開発に心血を注いでいた新薬だ。
お陰で理科の授業が出来ずに、理科教師涙目。
それはともかく、静寂の開発したこの薬は、ネーミング通り何かヤバイ。
何せ『どんな効果が表れるかは使用する度に違う』のだ。
ドラ○エの呪文で言うならパ○プンテ。
何やら世にも恐ろしいものを呼び出してしまったり、全てが砕け散ってしまったりするかもしれない怪しげな薬品なのである。
眠ってさえいれば本当に眠り姫の如く愛らしいレーヴを無理に起こそうとする者はいない。
彼女が満足するまで熟睡させていれば、何ら問題は起きなかった。
…普段ならば。
しかし、平穏な日常がいつまでも長続きしないのが天神学園。
その日、事件は起きる。
事の発端は理科実験室。
「ぐはあぁあぁああぁっ!」
歓喜の吐血と共に、静寂がフラスコを掲げた。
「で、できた!名付けて『何かヤバイ薬』!」
彼がここ数日間、理科実験室に籠もり切りで開発に心血を注いでいた新薬だ。
お陰で理科の授業が出来ずに、理科教師涙目。
それはともかく、静寂の開発したこの薬は、ネーミング通り何かヤバイ。
何せ『どんな効果が表れるかは使用する度に違う』のだ。
ドラ○エの呪文で言うならパ○プンテ。
何やら世にも恐ろしいものを呼び出してしまったり、全てが砕け散ってしまったりするかもしれない怪しげな薬品なのである。