天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
しかし作戦が功を奏したのか。

レーヴは特に暴れるでもなく、幸せそうな表情で千歳にしがみ付いている。

今ならば!

「おい、レーヴ!レーヴ起きろ!」

レーヴの肩を掴み、軽く揺さぶってみる龍太郎。

すると。

「んぅ…?」

薄く瞳を開き、万年眠り姫は微かに視線を龍太郎に向ける。

「あらぁ…丹下君おはよう…朝のホームルームの時間…?」

ようやくレーヴを起こす事に成功した!

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