天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
電話を受けた龍太郎は胡乱な目をする。
「また迷子かこの野郎」
『迷子じゃない!遭難!』
「もっと酷いわ!何でプール行ったんだ?泳ぐにゃもう寒いぜ?」
『泳ごうと思ったんじゃないの!パン買おうと思ったの!』
「プールにゃパンは売ってないぜ?」
『違うの!購買行くつもりだったの!』
「プールに購買はないぜ?」
『ああもう違うって!購買にパン買いに行こうと思ったらプールに来ちゃったの!あんたわざと言ってるでしょっ?』
なかなか話が通じない事にイライラする美葉。
『いいから迎えに来てよ!このままじゃ飢え死にしちゃう!』
「えー…だりぃ…葉也にでも頼めよ」
『葉也じゃ二重遭難するでしょおが!』
どうやら姉弟揃って重度の方向音痴である自覚はあるらしい。
「また迷子かこの野郎」
『迷子じゃない!遭難!』
「もっと酷いわ!何でプール行ったんだ?泳ぐにゃもう寒いぜ?」
『泳ごうと思ったんじゃないの!パン買おうと思ったの!』
「プールにゃパンは売ってないぜ?」
『違うの!購買行くつもりだったの!』
「プールに購買はないぜ?」
『ああもう違うって!購買にパン買いに行こうと思ったらプールに来ちゃったの!あんたわざと言ってるでしょっ?』
なかなか話が通じない事にイライラする美葉。
『いいから迎えに来てよ!このままじゃ飢え死にしちゃう!』
「えー…だりぃ…葉也にでも頼めよ」
『葉也じゃ二重遭難するでしょおが!』
どうやら姉弟揃って重度の方向音痴である自覚はあるらしい。