天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
御雷 静寂の第一回サクッと人体実験やっちゃいましょう
秋になり、少々冷たい風が屋上を吹き抜ける。
その屋上の一角。
御雷 静寂は白衣を纏い、両手をポケットに突っ込んだまま不敵に笑う。
何故三時間目の授業に出ないのかとか、そんな事だから留年するんだとか、そういうツッコミはしてはいけない。
彼は偉大なる人体力学者なのだ。
その偉大なる研究の成果の一つの形が、彼のポケットの中にある。
注射器に入れられた紫色の如何にも体に悪そうな薬品。
こんなものを持ち歩くとは、風紀委員会の持ち物検査はどうなっているのか。
彼は。
「ふふ…ふはははははははっ!」
高笑いを響かせながら。
「ぐはーっ!」
吐血した。
その屋上の一角。
御雷 静寂は白衣を纏い、両手をポケットに突っ込んだまま不敵に笑う。
何故三時間目の授業に出ないのかとか、そんな事だから留年するんだとか、そういうツッコミはしてはいけない。
彼は偉大なる人体力学者なのだ。
その偉大なる研究の成果の一つの形が、彼のポケットの中にある。
注射器に入れられた紫色の如何にも体に悪そうな薬品。
こんなものを持ち歩くとは、風紀委員会の持ち物検査はどうなっているのか。
彼は。
「ふふ…ふはははははははっ!」
高笑いを響かせながら。
「ぐはーっ!」
吐血した。