天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
「ねぇお兄ちゃん」
腕にしがみついたまま遡雫が言う。
「『からあげくん』見せて?」
遡雫の言う『からあげくん』とは、荏月の頭に載っているヒヨコの事。
遡雫はこう呼んでいるが、本当の名前はダアス、実はメスらしい。
最初のうちは何度か本名を教えたのだが、遡雫は覚えないし遡雫かわいいよ遡雫ハァハァだしで、最近では黙認だ。
「おいでぇ、からあげくん」
遡雫の手の上に乗り移るからあげくん。
彼女はそんなからあげくんを持ったまま、家庭科室に向かう。
「日○製粉唐揚げ粉~♪」とか歌いながら。
(ちょ!遡雫からあげくんをからあげくんにしようとしてるのぉおぉおっ?)
全力で阻止する荏月であった。
腕にしがみついたまま遡雫が言う。
「『からあげくん』見せて?」
遡雫の言う『からあげくん』とは、荏月の頭に載っているヒヨコの事。
遡雫はこう呼んでいるが、本当の名前はダアス、実はメスらしい。
最初のうちは何度か本名を教えたのだが、遡雫は覚えないし遡雫かわいいよ遡雫ハァハァだしで、最近では黙認だ。
「おいでぇ、からあげくん」
遡雫の手の上に乗り移るからあげくん。
彼女はそんなからあげくんを持ったまま、家庭科室に向かう。
「日○製粉唐揚げ粉~♪」とか歌いながら。
(ちょ!遡雫からあげくんをからあげくんにしようとしてるのぉおぉおっ?)
全力で阻止する荏月であった。