天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
「人外でも、龍を飼い慣らす事は難しいでおじゃるか…」
「あん?」
何の話か見えていない龍太郎にクルリと背を向け。
パッ!と鮮やかに扇を広げて優雅に扇ぎつつ、融は歩いていく。
「おい待て公家!まだ決着ついてねぇぞ!」
「ついておじゃる。そちの勝ちじゃ!」
「どこがだ!俺が一方的に転がされただけじゃねぇか!」
怒鳴る龍太郎に。
「これからは」
肩越しに融は顔を向ける。
「精気を吸う相手に恐怖を与えぬように善処してみるでおじゃる」
「あん?」
何の話か見えていない龍太郎にクルリと背を向け。
パッ!と鮮やかに扇を広げて優雅に扇ぎつつ、融は歩いていく。
「おい待て公家!まだ決着ついてねぇぞ!」
「ついておじゃる。そちの勝ちじゃ!」
「どこがだ!俺が一方的に転がされただけじゃねぇか!」
怒鳴る龍太郎に。
「これからは」
肩越しに融は顔を向ける。
「精気を吸う相手に恐怖を与えぬように善処してみるでおじゃる」