ゴブリン! ゴブリン!
言っておきますが、「ゴブリン」を私達の言葉に変換すると、「小鬼」になるんです。「小」がついても、「鬼」なんですよ、基本的に。「ハア~お気楽極楽」なノリをしていても、本質は「鬼」なんです。
だから納豆で凶暴化したゴブリンは、も~とても危険なんです。
「ひっく、よっ、痩せぎす変態(冤罪)エロ親父(冤罪)精霊術師っ! 元気かあ?」
酔っ払っちゃったプー姫は、痩せぎす変態(冤罪)エロ親父(冤罪)精霊術師に向かって気軽に肩をバンバン叩きます。
「困った奴だべ……。この様じゃあ、昨日の脅しなんか覚えていないべ?」
「ぎゃーっ! オソワレル~ッ! シックス、タスケテ~ッ! ゲーラゲラゲラ」
典型的ノリツッコミです。
「ねえねえ、脅しってナニ? 食べられるの? ねえねえ、そんなにエロ親父の顔していたら、オンナノコにモテないよ~?」
「ヨケイナオセワだべ!」
そうだべ!
ゴブリンのオンナノコに絡まれても、オジサン困っちゃいますよネェ。ねえねえ、オジサン、オ~ジ~サ~ンッ!(スミマセン、ノリツッコミです)
「全く、仕方がないべ。あの侍女に面倒を見させるべ」
痩せぎす変態(冤罪)エロ親父(冤罪)精霊術師は、ぎゅううううっ、と自分の肩を気軽にバンバン叩いているプー姫の手を、思いっ切り抓ります。
「痛いじゃない! このサド!」
痩せぎすサド(冤罪)変態(冤罪)エロ親父(冤罪)精霊術師は、プー姫を忌々しげに見詰めながら、部屋から出て行きます。