ゴブリン! ゴブリン!
シックス君は統一国王として、「紫のゴブリン族」を率いてトンガ平原を統治し、彼から始まる数百年間の平和な統治を、「千年王国」と呼びます。
そしてトンガ平原で、紫のゴブリン族は大いに発展しました。
ゴブ・ラ・トンガ・シックス王――
別名「紫大帝」――
彼と彼の妻、プー・ド・ラ・トンガとのこの人間との諍いを描いた逸話を、後の世に「ゴブリン!ゴブリン!」と呼ぶのです。
天気は新緑の美しい、梅雨の合間の六月の晴天。
生命の息吹が溢れる、新緑の美しい草原。
ここは平和なトンガ平原。
ずっと平和なトンガ平原。
皆さんが、シックス君とプー姫のように、幸せでありますように。
そう祈りつつ、筆を置きましょう。
END