煌く恋星
さっき晴樹の言ったことがなんとなくわかってきた私。


恥ずかしくて、まともに顔も見れないよ…


下を向いて、私の手を引っ張って連れて行ってくれるところについていくまま。。



でも、さっきまでの感触と何か違う気がする。。



もう少し、小さくて…


もう少し、細くて…




もう少し、歩くの遅かったような…





気がしないでもない…




本当は気がない私。


なのに、付き合ってちゃいけないよね。


向こうに迷惑だよ。


気がないのに…そう思わせたら。



だから“私たち、友達でいよう”そう言おうかな…




そうしよう…



晴樹の足が止まった。


それにつられて、私の足も止まり…


ゆっくりと…顔を上げた。




















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