煌く恋星
晴樹は手を離し、ポケットから財布を取り出した。


そして、札を見た。



『あーー今からさゲーセン行かね?』


『いぃょー』



『んで、そのあと、カラオケ行って…』


『うん。。』


『映画行って…』


『うん。』



『何みたい?』


『別に何でもいぃょ?』



『じゃぁ、恋空でー』


『え、うん…』



男のくせにそっちから“恋空”とか…ちょっと引く…。


『それから…いってもいい?』


『どこに…?』



ニコっと笑みを浮かべて、再び、手を握られた。


















< 8 / 20 >

この作品をシェア

pagetop