君がいるから世界は廻る


「何で私がまどちぃなの…」

「友達同士はあだ名で呼ぶものですからっ」

「ま、まどちぃって!!ハハハハッ」

自信満々に答えるアタシと
冷めた目で見てるまどちぃと
大爆笑してるフユくん。

お父さん、お母さん
アタシ友達ができましたっ!!

-ガラッ-

「だから私はッ…」

「いぃじゃねぇか!!」

「わー!!待ってくださいー」

教室に入ると自然と
アタシ達に視線がくる。

こんなに教室に入る事が
簡単だったのは初めてで。

ザワザワ…

「おい、上田だ」

「てか夏川さんが1人じゃないとこ初めて見た…」

ザワザワ…

「だらか私は勉強をッ…「マドカ!!今日こそはもんじゃを食いに行くぞ!!」

「まどちぃも行きましょーよ♪」

キーンコーンカーンコーン。

「チッ」

「ほっ…」

「まどちぃまた後でっ」

舌打ちをしながら席に戻る
フユくんは授業中もずっと
まどちぃを見てました。

キーンコーンカーンコーン。

「「授業終っわりー!!」」

ガタ。

「それじゃあ」

「ちょ、まどちぃも行くんですよ!?」

「………」

半ば強制的にもんじゃを食べに。
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