君がいるから世界は廻る


『新入生代表、上田冬騎くん』

ガタ

「はい」

人前、いやそもそも人に
慣れてなぃ俺は…

舞台に上がり、一礼して、
代表からの言葉を書いた紙を広げ…





…逃げ出した。

ダッ!!

「え…?」

『上田くん!?ちょ、上田くーん!!!』

遠くで先生どもが俺の名前を
叫ぶのを耳にしながら…。

高校で友達を作るのを
楽しみしていた俺、

次の日、登校したら…。

絡まれた。
その前に誰かがやられてたんだけどな。

「おぃ、お前先輩の前素通りかよ?」

「あ゙ぁ゙?」

「ナメた口きいてんじゃねぇよ!!」

ブン!!
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