Hope is not thrown away.



「ぁ・・・・・・うん。よろしく。・・・・・・青山君」


どうやらまだ彼女は俺のことを警戒しているようだ。


「・・・え~ッと、はい、これ。」


とりあえず奏に渡されていたプリントを渡した。



「うわ・・・・・・こんなにたくさん・・・。」



「ごめんね、生徒会が忙しくて渡す機会がなかったからためこんでたみだいで・・・」


俺が買ってきた花を適当に花瓶にザクザク放り込んでいた奏が申し訳なさそうに謝罪した。



「大丈夫だよ!カナちゃんが忙しいのは知ってるし・・・。私が入院していることが悪いんだから・・・」



「優季・・・」


「ほらっ、もうこんな時間だよ?あの人達が心配しちゃうよ・・・」


「・・・そうだね。じゃ、また来るね!ほら、行くよ!春斗!!」


「おっおう。」





もう少し此処にいたかったけど、桜乃さんが警戒しているので素直に奏に従って俺は病室からでた。
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