Hope is not thrown away.


「最近のお前ってつれないよな」


「え?」


学校の授業が終わり
桜乃さんに会いに行くため帰る支度を急いでしていたら
突如、前の席の奴――雲井ひろが話しかけてきた

「帰りにどっかよって行こうぜ!…って誘ってもいつも断ってる」


「そうだったけ?」

確かに桜乃さんと出会ってからはいつものように見舞いに
行ってるし、ひろとは最近つるんでいない。
恋は盲目ってこういうことなんんだな、と実感した


「そうだよ。あ、そうそう。松本となんかあったのか?」


「奏?なんもないけど」

どうしてそこに奏の名前がでてくるんだ

「アイツ、最近仕事が大変らしかったんだけど、お前が変になってから疲れがましになってきたんんだ」

「そうなんだ、後変っていうな」

さすが副会長、奏の様子によく気づいてる

雲井ひろは俺の親友
親切でとにかく頭がきれる。

そのうえ、ルックスも完璧。
童顔な俺とは正反対。
女子からファンクラブを作られているほどだ。

まぁ本人は奏一筋でどんな美人に告白されても断っているからもったいない。
俺は残念なイケメンだと思っている
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

人間♂拾いました。
ポン猫/著

総文字数/3,593

恋愛(ラブコメ)13ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop