ブラッククロス
「古き血を受け継ぎし器。その血と体に…。降りたまえ…。落ちる刃は闇の世界。ノーブルローズその力示せ!」
女神の三日月が落ちた。
闇の世界は…。
揺らぎ破壊していく。
「まだ足りない…。粉々に消えるまで…。」
******
「くっ…。」
血の封印が解かれたか?
アイスブルーの瞳は天を仰いだ。
自分の血の力を…。
「王!いけません!消えてしまいます…。」
綺麗な光が見えた。
「これが私の務めだ。グラス…。頼みがある。」
膝をついて自らの主を見つめた。
「何なりと…。我が主。」
「グラス…。お前の魔力…。」
その先は口づけで塞ぐ。
悲痛な顔のアイスブルーを見つめた。
「わかっています。ネージュ様…。我が身は貴方のもの…。魂はいつもここに。」
あぁ…。いつも私は…。僕は…。欲しいものが手に入らない。
微笑む忠実な執事は
「我が身を食らい…。魔力を…。」
絶対に灰に、消えたりなどさせはしない。ネージュ様…。
「すまない…。今の私では魔力が足りない。」
深い口づけの後…。
ガっ!
首元に深く牙が突き刺さる。
冷気が飛散していく。
無数の蝶と氷の龍が天へ上り、見えない銀の天盾と混じり合う。
アイスブルーの瞳が一際輝きいた。
「アンフルラージュ…。」
闇の世界は…。氷のドームに包まれた。
そして、氷の棺には二つの光。
二つの光を核として闇の世界を守る…。
その魔力つきるまで…。
風がドームの中に吹き荒れる。
パールに変化する翡翠の瞳。
「おいおい…。死ぬ気か?それは…。困る。」
風が冷気を上昇させ、更に魔力を強化した…。
******
女神の三日月が落ちた。
闇の世界は…。
揺らぎ破壊していく。
「まだ足りない…。粉々に消えるまで…。」
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「くっ…。」
血の封印が解かれたか?
アイスブルーの瞳は天を仰いだ。
自分の血の力を…。
「王!いけません!消えてしまいます…。」
綺麗な光が見えた。
「これが私の務めだ。グラス…。頼みがある。」
膝をついて自らの主を見つめた。
「何なりと…。我が主。」
「グラス…。お前の魔力…。」
その先は口づけで塞ぐ。
悲痛な顔のアイスブルーを見つめた。
「わかっています。ネージュ様…。我が身は貴方のもの…。魂はいつもここに。」
あぁ…。いつも私は…。僕は…。欲しいものが手に入らない。
微笑む忠実な執事は
「我が身を食らい…。魔力を…。」
絶対に灰に、消えたりなどさせはしない。ネージュ様…。
「すまない…。今の私では魔力が足りない。」
深い口づけの後…。
ガっ!
首元に深く牙が突き刺さる。
冷気が飛散していく。
無数の蝶と氷の龍が天へ上り、見えない銀の天盾と混じり合う。
アイスブルーの瞳が一際輝きいた。
「アンフルラージュ…。」
闇の世界は…。氷のドームに包まれた。
そして、氷の棺には二つの光。
二つの光を核として闇の世界を守る…。
その魔力つきるまで…。
風がドームの中に吹き荒れる。
パールに変化する翡翠の瞳。
「おいおい…。死ぬ気か?それは…。困る。」
風が冷気を上昇させ、更に魔力を強化した…。
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